「定年後にアプリを作った」——そう言うと、ほとんどの人に驚かれます。でも、プログラミングの知識はゼロ。使ったのはAIとの対話だけです。
「AIがあればコードが書けなくてもアプリが作れる」と聞いても、最初は半信半疑でした。でも実際にやってみたら、本当にできてしまった。その体験を記録しておこうと思います。
きっかけ:ランニングアプリを作ってみたかった
最初は、完全に手探りでした。「ランニングのアプリを作ってみたい」という気持ちだけはある。でも何から始めればいいか、まったくわからない。そもそも、自分のような人間にアプリ開発なんてできるのか——。
とりあえず、AIに聞いてみました。「ランニングでゴールを目指して、グループで競って楽しめるアプリを作れますか?」
すると、AIは即答するのではなく、逆に質問を返してきました。「どんな形にしたいですか?」「何人くらいで使う想定ですか?」。いくつか答えていくと、画面いっぱいにプログラミングのコードが広がりました。
まったく読めません。「え、これ全部やるの?」と正直、ひるみました。でも次の瞬間、AIが「まずこのコードをここに貼り付けてください」と指示を出してくれた。読まなくていい。言われた通りにやればいい。それがわかった瞬間に、気持ちが楽になりました。


作業の流れ:コピペと報告の繰り返し
最初のうちは、作業の流れはシンプルでした。AIが「このコードをここに貼り付けてください」と指示する。言われた通りにコピペして実行する。画面のスクリーンショットを撮って、AIに送って「完了しました」と伝える。これを繰り返すだけです。
途中でわからない言葉が出てきたときは、「それはどういう意味で、何のために設定するのですか?」と素直に聞きました。AIは毎回、丁寧に説明してくれました。
外に出て、実際に走りながら確認した
ある程度形になってきたら、いよいよ実地テストです。スマートフォンを持って外へ出て、実際にGPSの電波を受けながらアプリを動かしてみました。うまくいったこともあれば、動かなかったこともある。成功・失敗に関わらず、画面のスクリーンショットを撮り続けて、その結果をAIに報告しました。
「今回のテストでこういう問題が出ました」と伝えると、AIが原因を読み取って修正案を出してくれる。修正したら、また確認する。この繰り返しで、アプリが少しずつ育っていきました。



※テスト中の画面一部です。不具合の部分も一緒に含めています(順不同)
気づいたらAIが自動で修正するようになっていた
開発が進むにつれて、作業のやり方も変わってきました。最初は自分でコードをコピペしていたのに、気づけばAIが直接プログラムを書き換えて修正してくれるようになっていました。自分がやることが減っていき、AIが自動でこなす範囲がどんどん広がっていった感覚です。
手間が減るにつれて、アプリの完成度は逆に上がっていく。不思議な体験でした。
完成。感じたのは「新しい時代」の入り口
そしてついに、現状でできるところまでの機能が完成しました。正直、感動しました。プログラミングの知識がゼロの自分が、地図とリアルタイム通信とランキング機能を持つアプリを作り上げたのです。
これは、単なる「便利ツール」の話ではないと思います。これまでアプリ開発は一部の技術者だけのものでした。でも今は、やりたいことを言葉にできれば、誰でも形にできる時代が来ているのかもしれないです。
まとめ:「コードが読めない」は、もはや障壁じゃない
- AIへの指示は「やりたいことを言葉で伝える」だけでOK
- コードは「読む」のではなく「コピペする」だけでよかった
- 失敗してもスクリーンショットを送れば、AIが修正してくれる
- 開発が進むほどAIの自動化が深まり、自分の作業は減っていく
会社の小さな業務自動化でも、趣味のツール作りでも、AIがあれば意外と形にできます。「難しそう」と思っている方は、まずAIに「こんなものを作りたい」と話しかけてみることから始めてみてください。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。


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