穏やかな日々のつくり方 一言の「ありがとう」

健康資産

「最近、いつ優しい気持ちになりましたか?」

そう聞かれて、パッと思い浮かぶ出来事はありますか? 日々、忙しさに追われ、つい自分の心の内側ばかりに目を向けてしまいがちです。けれど、ふとした瞬間に「プロの仕事」や「人の温かさ」が、気づきを与えてくれることがあります。

私がコンビニのレジで感じた、小さくて大きな「気づき」についてお話しさせてください。

テンポの良い接客が教えてくれたこと

最近はスーパーでの買い物もセルフレジが増えてきました。会計が終わるまでに一言も喋らず終わります。先日、久しぶりにコンビニのレジに並んだ時のことです。

そこで出会った店員さんの手捌きが、気持ち良いものでした。 テキパキと商品をスキャンし、会計が終わるまでのテンポが実に心地いい。受け答えも明るく、まるで音楽のようなリズム感のある接客でした。

その時、ふと思ったのです。 「ああ、気持ちがいいな。ありがとうって言えばよかった」と。
もう、後ろに人が並んでいる。結局、慌てて会釈だけして店を出ました。後になって「一言、言葉を添えれば、もっと温かい気持ちになったはずなのに」と、少しだけ後悔しました。

「ありがとう」の文化、その壁を越えて

海外の動画などを見ていると、レジで「Thank you!」と気さくに声をかけるシーンをよく目にします。 ひるがえって、今の日本はどうでしょう。丁寧ではあるけれど、どこか無機質なやり取り。声をかけるのが少し照れくさいような、独特の空気感がある気がします。

でも、考えてみれば、ストレスは「ガンのもと」とも言われる。 小さな声かけが、積み重ねると大きな健康資産になっていくかもしれない。

不機嫌な誰かの態度にイライラしたり、期待通りの反応がなくてガッカリしたり……。そんなことで自分の心をすり減らすのは、あまりにも勿体ない。

「勝手に期待しない」という大人の作法

だからこそ、私は「スルーする力」も身につけたいと思っています。 機嫌が良くない人に出会っても、「まあ、そんな時もあるよね」と関心の外へ置く。相手に過度な期待をしない。これだけで、心はぐっと穏やかになると思います。

私たちがイライラしてしまう時、その根底には「こうあるべきだ」という自分勝手な期待値があるのかもしれません。 お金のこと、うまくいかない仕事、相手の立ち振る舞い。

「相手が自分の期待より低かった」と嘆く前に、最初から期待値を上げすぎない。 これも、人生を軽やかに生きるための知恵ではないかと思うのです。

思い切ってレジで、「ありがとう」と言ってみる

嫌なことはスルーして、良いことには敏感でありたい。 そこで、自分の中で、思い切って言える時は、「ありがとう」と言おうと思っています。普段から、普通に言っている人からすると、なんだそんなことで、と思われるかもしれません。

最初は少し、くすぐったいかもしれません。 でも、「ありがとう」の一言は、言った自分自身の心をも整えてくれるはずです。

日々を穏やかに、そして平穏に。 明日からの買い物、ほんの少しの勇気を出して、声掛けしてみよう。
「ごちそうさま」や「助かりました」など別の言葉でもいい。 その小さな行動が、一人ひとりの一日をきっと優しく変えてくれるはずです。

最後までお読み頂き、ありがとうございます。

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