クレジットカード不正利用対策② - 異常取引を感知する仕組み

デジタル・テクノロジー

問いをたてる
もう10年以上前の話だが、交通チケットの予約変更をする際に、クレジットカード(VISA)が突然使えなくなり、大慌てで別のカード(JCB)に登録を変更して、事なきを得たことがあった。いつもと違う取引と判定されて強制的に使えなくなったのか、当時はわからなかった。そのため、今でも私が3社(VISA・Master・JCB)のカードがあるのはそのためです。最近のこの異常取引検知はどうなっているのか調べてみました。

24時間眠らない「監視カメラ」:AIによる不正防止

国際ブランドは、世界中で行われる膨大な決済をすべてチェックしています。これは、まるで「超高性能な防犯カメラシステム」のようなものです。

AIによる「不自然さ」の検知

【たとえ:名探偵の直感】 VISAやMastercardのAIは、世界中の決済をリアルタイムで見ています。

  • おかしな動きを見逃さない: 「さっき東京のコンビニで使ったのに、10分後にブラジルの高級時計店で使われた」といった、人間には不可能な動きを瞬時に見つけ出します。
  • 犯人を先回り: 犯人が適当に番号を当てようとして、何度も失敗したり、1円だけテストで使ってみたりする動きもAIは知っています。怪しいと思ったら、被害が出る前にその取引をパッと止めてしまいます。

進化した本人確認「3-Dセキュア 2.0」

【たとえ:顔なじみの店主】 ネットショッピングなどで、「本人かどうか」を確かめる技術も進化しています。

  • 怪しい時だけ声をかける: いつも使っているスマホや場所なら、AIは「あ、いつものお客さんだね」と判断してスムーズに決済を通します。
  • 追加の質問: もし「いつもと違うパソコン」や「不自然な時間帯」からのアクセスがあれば、「本当にあなたですか?」とスマホに通知を送って確認を求めます。

結論:多層防御でリスクを抑える

国際ブランドは、一つの方法だけでなく、いくつもの層(レイヤー)で私たちを守っています。

  1. 情報の形を変える(暗号とトークン)
  2. 怪しい動きを監視する(AIの目)
  3. 最後に本人が確認する(生体認証)

「100%安全」という言葉はセキュリティの世界にはありませんが、こうした何重ものチェックがあるからこそ、私たちは大きな安心感を持ってスマホ決済を利用できるのです。

私の場合
カード取引は監視しているようで、精度高くお願いしたい。確かに、以前、ネットショッピングで普段より大きい金額支払いの時に、一旦承認が降りずに、この取引はあなたの取引ですか?と確認のメールが届いた。その際、正しく認証すると取引は無事に完了できました。
※注意 この様な本人確認メールを装ってカード番号を入力させる、いわゆるフィッシング詐欺が横行している。メールからのクリック、ログインは絶対しないよう気をつけてください。

免責事項: 本記事の内容は、最新の決済技術をイメージしやすく解説したものです。実際の技術仕様や不正時の補償条件などは、お使いのカード会社や利用環境によって異なる場合があります。不明な点は、公式のヘルプページ等を確認することをお勧めします。

最後まで、お読み頂きありがとうございます。

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