【知らないと損】20年で242万円の差!? 株式投資の「手数料」という名の見えないお金を整理

投資

投資を始めようとした時、次々と出てくる「手数料」の名前に、頭を悩ませた経験はありませんか? 「よくわからないけど、みんな払っているものだから……」 私も最初はそう思ってスタートしました。しかし、今ならはっきりとこれだけは言えます。「手数料の事を知らないと、車1台分の費用を奪う」 今回は、これから、ややこしい手数料を整理し、後で後悔しないように理解していきましょう。

株式の手数料には、どんなものがある?

株式の買付に始まり、信託報酬、為替取引、売却まで、株式の種類によって、かかるもの、かからないものがいくつかあり、一旦整理してみます

フェーズ個別株(国内)個別株(米国)米国ETFインデックスファンド         
① 買付・売却実質ゼロ0.5%程度0.5%程度(※1)ゼロ(ノーロード)
保有中ゼロゼロ経費率:年率0.03%〜(※2)信託報酬:年率0.1%〜
為替取引不要為替スプレッド為替スプレッド不要(内部処理)
販売会社の取り分         ゼロ(売買手数料のみ)売買手数料の一部売買手数料の一部信託報酬の一部
隠れコストスプレッドスプレッドスプレッド売買委託手数料等

※1 主要ネット証券では、一部の優良ETF(VOO,VTIなど)の買い付け手数料が無料化されています
※2 米国ETFの保有コストは、「信託報酬」ではなく「経費率」と呼ばれ、投資信託よりもさらに格安な傾向があります。
※スプレッド:買値と売値の差(見えないコスト)
※為替スプレッド : 両替時の価格差 (実質的な両替料)

銀行預金と違い、**「持っているだけで毎日引かれるコスト」**があることに驚かれた方も多いはずです。私もそうでした。特に注目すべきは、運用の核となる「信託報酬」です。

【衝撃】0.1%と0.5%が分ける「20年後の未来」

手数料は、ただ「安いほうがいい」という抽象的な話ではなく、0.1%と0.5%では差が1%もないから、それほど変わらないだろうと思っていても、実際にシミュレーションしてみるとよくわかります。
インデックスファンドの信託報酬を例として見てみます。個別には銘柄によって率の大小はありますが、一般的な例として表記しています。

前提条件 元本100万円 毎月5万円 20年間積立 利回り5%と想定

信託報酬(コスト)実質利回り20年後の運用結果低コスト(0.1%)との差額
0.1%          (最安ネット証券など)4.9%約 2,298万円
0.5% (銀行など)4.5%約 2,186万円約 112万円
1.0% (高コスト)4.0%約 2,056万円約 242万円

※このシミュレーション結果は、「将来の運用成果を保証するものではありません」

積立金額が大きく、積立期間が長くなればなるほど、複利の効果が大きく結果に現れます

0.1%と0.5%の差は、わずか「0.4%」に見えます。しかし、その結果生まれる112万円という差額。これは、大学の入学金や、老後の生活費数年分に相当します。ましてや1%となると242万円もの差額が生まれます。 


販路によっては、それ以外の、上記のフェーズ毎に手数料が別途発生します。信託報酬(運用・管理費用)だけでなく、購入時手数料や、解約手数料なども、考慮する必要がありますでは、よってより大きな差額が発生するケースもあります。
※保険と投資がセットになった商品は、手数料が複雑化しやすいため、分解して考える必要があります。
外貨建て商品の為替手数料は、表面上の金利ではなく、往復の手数料を引いた「実質利回り」で計算する必要があります。

販路ごとの立ち位置

手数料が違うのには、それぞれの理由があります。自分が何の対価として払っているかを理解することが、重要です。

ネット証券(セルフのガソリンスタンド)

  • 立ち位置: 市場への最短ルート
  • 特徴:自分で操作・判断するため、余計な人件費がかからず、コストは極限まで抑えられています

銀行(百貨店のコンサルカウンター)

  • 立ち位置: 証券会社や運用会社から商品を仕入れて売る「小売店」。
  • 特徴:店舗維持費や、担当者による対面アドバイスという「安心・相談料」が価格に含まれています。

保険会社(高級レストランのフルコース)

  • 立ち位置: 投資信託を「保険」というパッケージに詰め込んで売る「加工業者」。
  • 特徴:万が一の保障と運用を一括管理する「設計・管理手数料」がかかります。純粋な運用効率を求めるなら、中身を分解して検討が必要です。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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