投資を始めて約6年程経過しました。概ね間違った方向へは、行っていないと思っています。ただ、もっと良い成績があげられのないのか? もう少し、良いやり方がないのだろうか?などと考えてしまうことは、皆さんありませんか? 投資において、買付、売却、運用方法については、すべて自己責任。どんな銘柄を買って、どう運用していくかは、たとえアドバイスをもらったとしても、最終判断は自分で判断しなければなりません。どれだけリスクをとるのか?自分のお金をどう使うのか? すべて自己完結が求められる世界です。
まず、NISAをしっかりやろう! 非課税のメリットを最大化
そこで、最近このニュースが目に入りました。
「ISA(イーサ)ミリオネア」が過去最高の5,000人を突破
最新の英国税務当局(HMRC)のデータにより、ISAだけで資産100万ポンド(約2億円以上)を築いた「ISAミリオネア」の数が5,070人に達し、過去最多を更新したというニュース。
驚きの成長率:2016年にはわずか450人だったミリオネアが、この数年で1.026%( 約11倍)
も急増している事。
格差の正体:ミリオネアの94%が、「株式型(Stock & Shares ISA」の利用者で、「現金型」だけでミリオネアになった人は一人もいないという事実が、投資の重要性を改めて浮き彫りにした。
英国ISAとはどういったものか、調べてみた
英国ISAは1999年に導入され、すでに国民の約4割が利用している「貯蓄・投資のスタンダード」税制優遇制度付き貯蓄・投資制度(利子や譲渡益が非課税)。日本のNISAはこの英国ISAを参考にして作られたと言われています。
- 年間投資枠: 年間20,000ポンド(約400万円弱)日本は360万円まで
- 生涯限度額がない: 日本のNISA(1,800万円)と違い、生涯の合計投資額に制限がありません。
- 柔軟性: 途中で引き出しても、同年度内であれば枠を再利用できる「フレキシブルISA」という仕組みがある。日本の場合は引き出した翌年に枠が復活する。ただし年間の上限360万まで。
- 多様な種類: 株式・投信向けの「Stocks and Shares ISA」、預貯金向けの「Cash ISA」、18歳〜40歳限定の「Lifetime ISA」など、目的に応じて使い分けられている。

日本のNISAにも応用できるポイント3点
① 「最速・年初」の投資(Time in the Market)
英国の成功者は、4月の新年度が始まってすぐに枠を使い切る(または積み立てを開始する)傾向があったという事。市場に資金を置く期間を1日でも長くし、複利効果を最大化する戦略。
② 現金(Cash ISA)から投資(Stocks & Shares ISA)へのシフト
英国でも以前は預金型が主流でしたが、低金利とインフレにより、長期資産形成には「株式型」が不可欠であるという認識が、次第に定着してきました。NISAにおいても、インフレを考慮して実質利回りを意識し、投資枠を最大限に活用することが重要です。
※ISAには株式型とは別に預金型といってCash ISAというものがあり、元本保証で銀行金利4%〜5%で預金ができて、しかも非課税という選択ができた
③ 低コストのインデックスファンドをメインにした
ISAミリオネアは、「ストック&シェアISA (株式&投信型)」を選択し、米国株や全世界株へ国際分散投資を行なった。低コストのインデックスファンドを「メイン」に据え、長期保有を貫いている。市場の変動に一喜一憂せず、淡々と継続することが功を奏した。
英国ISAが証明した「増える人」と「増えない人」の分岐点
1999年にスタートし、25年経過した英国ISAの膨大なデータは、一つの明確な答えを出しています 。
- 資産が増えなかった人の共通点: 非課税枠を「現金(預金型)」で埋めてしまったこと 。英国では加入額の約70%が「キャッシュISA(預金型)」に偏っていました 。
- 資産を築いた人の共通点: 「ストック&シェアISA(株式・投信型)」を選び、米国株や全世界株へ国際分散投資を行い、かつ「売らずに持ち続けた」こと 。
市場のタイミングを測るのではなく、長く市場に居続けることで複利効果を最大化させました 。
そのまま日本に当てはめてはいけない英国の事情
ここで注意が必要なのは、英国と日本では「投資を取り巻く環境」が決定的に異なる点。
①金利と「実質利回り」の捉え方
英国で「預金型」が選ばれた背景には、銀行金利が4%〜5%台という高水準だった時期があるという点。 しかし、低金利の日本で同じことをすれば、インフレによる資産目減りのダメージをダイレクトに受けてしまいます。インフレと銀行金利の現実的な利回りに注意する必要があります 。
②年金構造と「アセットアロケーション」
英国人は、家計資産の約55%をすでに「年金や保険」で運用しており、その中身は株式比率が非常に高いのが特徴です 。 対して、日本人は家計資産の半分以上がいまだに「現預金」です 。英国人にとってISAは「人生の補助(お小遣いや住宅資金)」かもしれませんが、日本人にとってのNISAは、老後を支える「資産形成の主役」としての重みが全く異なります 。
③制度の柔軟性の差
英国には、同年度内なら引き出しても枠が復活する「フレキシブルISA」という仕組みがあります 。 日本のNISAでも枠の再利用は可能になりましたが、復活は**「翌年以降」**です。緊急資金までNISAに全振りするリスク(生活予備費までを投資に回してしまう行為など)については、英国以上に慎重な判断が求められます。

2026年、私が感じた、今後も継続したい「行動指針」
- Time in the Market(市場にいる時間): 早く始め、長く持ち続ける 。
- 低コストのインデックス: プロの運用に勝るシンプルさを貫く 。
- 制度を「補完」ではなく「インフラ」にする: 日本人にとってNISAは、自分年金を構築するためのメイン資産です
- もはや、投資をしないことのリスクも存在するという事
出典メモ: 記事内で紹介した数値やデータは、英国HMRC(歳入関税庁)の公表値、およびPlum社やMurphy Wealth社の調査レポートに基づいています。 可能な限り正確な情報を掲載するよう努めていますが、これらは現時点でのデータであり、将来を保証するものではありません。あくまで投資の参考情報として、ご自身の判断でご活用ください。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。


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