老後の不安の正体は?| 定年退職から5年経って気づいたこと

老後生活設計

早いもので、定年退職から、もう5年近く経ちました。私にとって、公的年金支給がスタートし、本当の老後がはじまったのかなと。 老後に備えて○○と考えているうちに、時間が経過した事をひしひしと感じます。 

よく言われる老後の不安。不安に感じている事は? 思い返すと、退職直後は、いくつかの不安な気持ちが大きくなっても、仕事さえしておけば良い、といった気持ちが大きく占めていました。公的年金があるから、まずは何とかなるだろうという、安易な気持ちだったような気がします。不安は主観的なもの、具体的に何をどう確認すれば良いのか。自分自身が、先々の生活において不安に思っていることを私なりに考えてみました。 それはまずお金。生活費の見通し。

「老後の不安」と一口に言っても、いったい何が不安なのか。私はこの5年の間で、その不安の正体を考えて、私なりの答えを整理してみました

結論は、不安の正体は「将来が読めない」という不確実性です。そして、それは大きく2つあると考えました。

  • お金の不安
  • 健康の不安

お金の不安は「数字が見えない」ことから大きくなる

お金の不安は、いつもこんなことを考えさせます。

  • 今の貯蓄と公的年金で回せるのだろうか?
  • 年金で足りない分はどうすれば良い?
  • 仕事はいつまで続けるべき?

不安の大半は、まず「足りる、足りない」そのものより、実態が曖昧なまま、考えていることで大きくなっているのでは無いのか、と考えるようになりました。

家計簿に何度も挫折した話

会社員時代、家計簿には何度も挑戦しました。結果は何度も挫折です。 レシートを財布に突っ込んでおいて、「週末にまとめて記録しよう」と思う。週末が来る。財布を開ける。レシートの束を見る。その瞬間、気持ちが重くなって閉じてしまう。 「もっとしっかりしなきゃ」と思うほど続かない。 続かない事を忘れて、また明日になると、仕事に向かう。この繰り返し。 家計簿の事はどこへやら。 そうこうしているうちに、退職日が近づいてくる。

退職前に「完璧を捨てて」続けられた。

重い腰を上げて、毎日10分でも確認する。今思えば、これは意志に任せるのではく、仕組みができるかどうかの問題だったと思います。完璧を止める。抜けがあっても、とにかく続ける。

ようやく2〜3ヶ月続けられた。家計簿アプリを使うようにした事もあって、銀行やカード明細を取り込める事で、記録の負担もかなり下がりました。続けやすい形にしていく事で、結果も変わりました。

そして何より大きかったのは、初めて「年間の支出」が見えた事です。内容は決して楽観できるもものではなかったものの、改善点が見えてきて不思議と安心しました。ここはもっと減らそう、ここはもっと増やそうなど、お金の使い道にも、もっと自分の意思が反映できるような気がしてきました。まず、第1ステップはクリアしました。

老後資金は、シンプルに計算式で考えてみる

老後に必要なお金は、人によって違います。ただ、私はシンプルにまずこの式に当てはめてみました。

(年間基礎生活費×想定余命期間) + 人生を楽しむ為に必要なお金=老後必要資金

とても単純な式ですが、これに人生を楽しむ為に、どんな事をしたいか、どう生きることが楽しいのか。その為にはどれだけの費用が必要か? ここに自分自身の人生観が現れてきます。人生を楽しむために必要なお金は、年間生活費の中に組み入れて、毎日を充実させる費用として計算するのも良いでしょう。

一度紙に書いて(パソコンの表計算ソフトでも良い)、具体的な数字で考えて見ることで、イメージが掴めると思います。これだけ足りないと感じたら、アルバイトやフルタイムの仕事をするなど、自分の求めている状態に合わせて行動することが、一番大切だと思います。むしろ、計算してみたら、今の仕事を終わっても構わないという判断もできるようになるでしょう。

今自分の資産(持ち家など)がいくらあって、毎月の収入がどれくらいで、そして、生活費はどれくらかかっていて、ローンはどれくらい残っていて、純資産はどれくらいあるのか、といったお金に関する事項を数字で捉える一歩は、家計簿を記録することです。別につけなくても、大まかにわかる場合や、支出を気にしなくても、それ以上に収入や、資産が将来にわたって確保されていれば、問題ないでしょう。しかし、多くの人は、家計簿をつけて、お金の流れを把握することで、見えてなかったことが見えてくるようになります。私はメリットしかないと思っています。

老後不安解消の鍵は、まず家計簿記録で、お金の流れの把握から

健康の不安は「コントールできない」からこそ、習慣に寄せる

健康の不安は、お金以上に厄介です。将来どんな病気にかかるか、正確には予想できません。ここは、今でも私は怖さがあります。

そこで私は、毎日の生活習慣を、規則正しくして、食事・運動・睡眠 この3つにまず

  • 食事 食事を楽しむ。腹八分にする。規則正しく食事をとる
  • 運動 無理のない形で、継続できるものを続ける(私の場合ランニングでした)
  • 睡眠 毎日決まった時間に就寝して、決まった時間に起きる。生活のリズムを作る

何も特別なことはありません。この当たり前を続けると、日々の充実感が変わってきました。より健康になったというより、「崩れにくくなった」という感覚です。 そして、たまたま不規則な日があっても、淡々と戻していく。現実的にできることはこれだと思っています。

最後に:不安は感情。しかし少しずつ対策をしていけば、何か見えてきます

不安は心理的なものです。無くすことはできませんが、小さくする事はできます。

私が退職後の約5年間で体験したのは、この2つでした。

  • 現実を数字で捉える(目に見えるようにする)
  • 日々の行動習慣を定着させる(習慣化)

数字と習慣は、確実に効いてきます。今日から一歩だけやるなる、私はこれをお勧めします

年間の収入と支出を全て見える化する

最後までお読み頂き、ありがとうございました。 

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