【株式投資ABCノート】 目論見書解説  「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」、通称「オルカン」(2026年1月)No.12

投資・資産形成

問いをたてる
インデックスファンドの定番銘柄の目論見書の中身を見てみましょう。

全世界への投資を1本で完結

将来に備えた資産形成を考える際、多くの人が最初に手にする選択肢が「全世界株式」への投資です。なかでも圧倒的な支持を集めるeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)、通称「オルカン」 について、2026年1月の最新目論見書から解説します。

これ1本で「世界の成長」を丸ごとつかむ

この商品の最大の目的は、日本を含む先進国、さらには成長著しい新興国まで、世界中の株式市場の動きに連動した成果を目指すことです 

  • 投資対象の広さ: 1つの商品を持つだけで、世界47ヵ国・地域(先進国23、新興国24)の約3,000銘柄に分散投資しているのと同等の効果が得られます 。+1
  • 構成比率: 現在、時価総額の大きさに合わせて、アメリカが約64.7%日本が約4.8%、その他イギリスやフランスなどが組み込まれています 。+1
  • 主要銘柄: NVIDIA、Apple、Microsoftといった、世界をリードする巨大企業が上位を占めています 。

「業界最低水準の運用コスト」へのこだわり

投資信託を持ち続ける上で、最も重要なのが「信託報酬(管理費用)」です。オルカンは、投資家が支払うコストを極限まで抑える仕組みを整えています。

  • 信託報酬率: 年率0.05775%以内(税込)という非常に低い水準に設定されています 。
  • 純資産総額による低減: 運用資産が大きくなるほど、その段階に応じて報酬率がさらに下がる仕組みを採用しています 。
  • 実績: 直近の総経費率(隠れコストを含めた実質的な費用)も**0.08%**と、極めて効率的な運用がなされています 。

リスクとリターンの現在地

2025年10月末時点のデータによると、純資産総額は8兆2,758億円に達しており、極めて高い信頼性と流動性を維持しています 。

  • 運用実績: 設定来、基準価額は右肩上がりを続けており、2025年10月末時点で32,308円(10,000円からスタート)となっています 。
  • 為替の影響: 原則として「為替ヘッジ」を行わないため、円安になればプラス、円高になればマイナスの影響を受けます 。
  • 分散の力: 特定の国や企業が不調でも、他の地域が補い合うことで、長期的な成長を目指せるのが強みです。

NISAでの活用と購入の仕組み

本商品は、新しいNISA制度の「つみたて投資枠」および「成長投資枠」の両方に対応しています 。

  • 購入手数料: 0円(ノーロード)で購入可能です 。
  • 分配金方針: 運用で得られた利益は、分配金として出さずに再投資に回す方針を徹底しており、複利効果を最大化させています 。

本記事の内容は、三菱UFJアセットマネジメント株式会社 が発行した**「投資信託説明書(交付目論見書) eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」** (使用開始日:2026年1月24日 )に基づき作成されています。 また、記事内に記載されている基準価額、純資産総額、および組入上位銘柄などの運用実績に関するデータは、すべて2025年10月31日時点 の情報に基づいています。

免責事項:本記事は、目論見書(2026年1月版)の情報に基づき作成されたものであり、将来の運用成果を保証するものではありません。投資に関する最終決定は、ご自身の判断で行ってください。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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