「ついうとうと…」は身体のサイン。高齢者のうたた寝をポジティブに捉える新常識

健康資産

「最近、椅子に座るとすぐうとうとしてしまう…」 「昼間から寝てばかりで、なんだかもったいない気がする」時々、こんなことを思ったりしませんか? 実は私も時々あります。

実は、高齢になって「うたた寝」が増えるのは、怠けでも病気でもなく、身体が自然なリズムを刻もうとしている証拠のようです。

なぜ「うたた寝」が増えるのか、その本質的な理由と、安心して毎日を過ごすための考え方について調べました。


なぜ「うたた寝」が増えるのか?その正体を知る

まず知っておいていただきたいのは、高齢になると**「睡眠の形」が変わる**ということです。

  • 睡眠の小分け化: 若い頃のように「夜に8時間まとめてぐっすり」という体力が、脳や身体にも少なくなってきます。その分、日中に小分けにして休息を補おうとするのです。
  • 体内時計のシフト: 睡眠を促すホルモン「メラトニン」の分泌が早まるため、夕方や早い時間から眠気がくるのは生理現象です。

いわば、スマートフォンのバッテリー容量が少し小さくなり、一日に何度か「ちょこちょこ充電」が必要になる状態に似ています。これは**「衰え」ではなく「最適化」**なのです。


日本と欧米、睡眠に対する「本質的」な捉え方の違い

ここで少し視点を広げて、日本と欧米の考え方を比較してみましょう。

視点日本の傾向欧米(特に地中海沿岸など)の傾向
捉え方「日中に寝るのは怠慢」「シャキッとすべき」という精神論が根強い。「シエスタ(昼休憩)」に代表されるように、休息は権利であり、午後の効率を上げる手段。
評価高齢者のうたた寝を「元気がなくなった」とネガティブに捉えがち。「自分のリズムを大切にしている」と、個人のペースを尊重する文化。
本質社会のルールに自分を合わせようとする。自分の身体の声を聴き、それに生活を合わせる。

欧米の文化では、日中の休息を**「賢いエネルギー管理」**として肯定的に捉えています。私たちも「夜しっかり寝られないからダメだ」と自分を責めるのではなく、「今は充電の時間なんだな」と自分を許してあげることが、心の健康に繋がります。


「賢いうたた寝」で生活の質を上げる

うたた寝を「ついうっかり」ではなく、**「賢い休息」**に変えてしまいましょう。以下のポイントを意識するだけで、罪悪感は安心感に変わります。

  1. 「15分〜30分」を味方につける: 長時間の爆睡は夜の睡眠を妨げますが、20分程度のうたた寝は脳を劇的にリフレッシュさせます。
  2. 座る姿勢を工夫する: 完全に横にならず、リクライニングチェアなどで「うとうと」する程度にするのが、目覚めをスッキリさせるコツです。
  3. 夕食前の「うとうと」は我慢: ここで寝てしまうと夜の主睡眠に影響します。夕方に眠くなったら、少し冷たい水を飲んだり、外の空気を吸ったりして、リズムを整えましょう。

まとめ:自分のリズムを愛しましょう

高齢期のうたた寝は、長い人生を歩んできた身体が「少し休ませてね」と言っている優しいサイン。
「今日も元気だから、少し充電が必要なんだな」 そんな風に、自分の身体の声に応えてあげるようにしたいです。それこそが、穏やかで健やかなセカンドライフを送るための、本質的な知恵だと思います。

最後までお読み頂き、ありがとうございます。

コメント